情報を正しく伝えて正しく受け取る、
信頼関係が可能性を広げていく
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会社に入ったきっかけは何ですか?
大学時代、私は電気電子工学を専攻とし、ミリ波無線通信の信号処理について研究していたので、社会に出て無線通信の研究開発に携わりたいと思ったのがきっかけです。会社に入って研修でハードウェア設計を学び、実務で設計経験を重ねていく中で、映像関係の回路設計に興味を持ち、現在では映像に関わる受託業務を行っています。
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現在の仕事内容・1日のスケジュールを教えてください。
現在はDDICのプローブテスト用のパターン作成と、新入社員のハードウェア設計の研修と教育を行っています。午前中はテスト仕様書に沿ってパターンの修正や追加パターンの作成を行います。お昼は新入社員の研修と教育を行い、17時に社外ミーティング、定時前に研修の状況を上長に報告し、終業となります。
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今後の半導体業界はどうなると思いますか?
昨今、半導体不足が続いていますが、2024年に終息すると思われます。そうすると半導体の供給が増え、電子機器に限らずあらゆるモノがIoT化すると予想されます。ただし、IoT化が進むと問題になるのは電力供給です。対策として例えば無線を利用したエナジーハーベスティングのような技術が必要になるかもしれないでしょう。私は半導体技術者として、時代時代で必要とされる技術を見極め、身に付ける努力を惜しまないことが大切だと考えています。
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仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
人との信頼関係です。顧客との信頼関係を築くことで、仕事依頼のリピート率、契約期間などに影響を与えるだけでなく、新規顧客の紹介につながる可能性があります。また上長や後輩との信頼関係を築くことで、サポートや協力を得られたり、逆に頼られたりと、仕事を円滑に進めることができます。信頼を得るためには相手に情報を正しく伝えること、正しく受け取ることが大切だと考えています。
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この仕事の魅力について教えてください。
受託業務の観点からだと、この仕事は顧客の要望を形あるものにしていく仕事です。如何に効率良く、高性能な、分かりやすいものを提供できるかに魅力があると感じています。例えば、仕様検討で何が一番分かりやすくて、合理的な仕様なのかを考えたりとか、設計検討でどのようなアルゴリズムをベースにするのかを考えます。他の人の回路を見たり、いろんな設計を経験していくうちに徐々によりよいものを考える力が育ってきます。その過程に魅力があると私は思います。
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新入社員へのフォローはどのようにされていますか?
新入社員が困っていたり悩んでいたりする場合は、出来る限り手を差し伸べるようにしています。日頃の研修では、相手の考えを尊重した上で指導するように心掛けており、なるべく早く実務レベルの実力を身に着けてもらえるようカリキュラムを組んでおります。
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休日はどのように過ごされていますか?
休日は家族で買い物に行ったり、友人を家に招いたり、家族や友人との時間を過ごすことが多いです。まだ子供が幼いので、外出する場合は子供が自由に遊べる場所があるところに行くことが多いですね。実家に帰省したりすることもあります。たまに公園でサックスを吹きに行くこともあります。